
ここ最近、ジャングル関連の調整がとても活発(?)になっています。
使用率が低かったマイナーチャンピオンや、レーン戦が苦手なチャンピオンにジャングル適性を持たせることで、新たな活路を見出そうとする方針が続いています。
一方で、一部のプレイヤーからは「ネタチャンピオンをジャングルに不法投棄しているだけ」と揶揄されることもあり、調整に対する賛否は分かれていると思います。
その中でも比較的にマシなチャンピオンをピックアップしてみると、初心者でも簡単に扱える「マルファイト ジャングル」が目に留まりました。
実際に使ってみると、1周にかかる時間は3分30秒以内と問題なく、ジャングル適性の基準はクリアしていました。

その理由は、現パッチである25.23にてWのモンスターに対してのダメージが2倍されたことが大きいです。

さらにマルファイトは以前のパッチ25.20でも基礎物理防御:37→40とEのベースダメージが10増加するバフをもらっています。
このTOPのバフ調整によって勝率は急上昇し、
「勝率が高い=チャンピオンのポテンシャルが高い」
という評価につながり、そして次にジャングルでも運用されるようになりました。ただ現時点でのジャングルでの勝率はあんまりよくないです・・・。
ですが、今熱いのは確かなので今回はジャングル運用のマルファイトについてまとめようと思います。
マルファイトについて
現在のマルファイトジャングルはビルドやルーンのかなりの選択肢があります。
ジャングル運用では、基本プレスアタックのほかに、雷撃、フェイズラッシュにファーストストライクなんてものもあります。トップ運用ではないので握激はほぼなかったです。
それに伴ってビルドでは、ファイタービルド、タンクビルド、フルAPビルドの3種あります。
状況によって積まれるアイテムが異なる人もいるので思った以上に幅広いです。
てすが、マルファイトなんていうピザ転がして台パンして突進するみたいなチャンピオンに対して長々と語るつもりありません。
まず味方の構成を見てからルーンを決め、運用の方向性を確立してから。ビルド自体もコアアイテムをただ積んでいく形でいいでしょう。
ルーン
さきほど3種類あるといいましたので簡単にその特徴などをまとめたいと思います。
ルーンについてもサブルーンや一部、好みの選択肢がありますのですべてが正しいわけではないと思いますし、まだプロの間でも色々試されている状況なので研究段階でしょう。
プレスアタック型

ファイターでもタンクでもAPパターンでもなんでも組まれるプレスアタック型です。ジャングルルーンで困ったらこれです。
「スローやノックアップ」のCCに加えてWを絡めたAAキャンセルによってプレスアタックは発動しやすく、ダメージが稼ぎやすいです。
雷撃型

主にAPマルファイトで採用されると思います。至極の賞金首狩りでRのスキルの回転の速さも重視しています。
ファーストストライクと比べてダメージに特化しており、Rによるフルコンで最大ダメージを出したいならこっち。序盤から終盤にかけて隙なしです。
ファーストストライク型

雷撃型と比べてバーストダメージは出ないものの、集金効率を重視したルーンです。
つい最近紹介した、キャッシュバックとトリプルトニックも加えています。力のエリクサーはガンク前に使うと良いでしょう。
-
-
【lol】パッチ25.22によるトリプルトニックやキャッシュバックのバフについて
最近のパッチ25.22により、トリプルトニックとキャッシュバックがバフされ、天啓ルーンでの採用選択肢が増えてきたように感じます。 正直、マイナーなルーンのバフはそこまで注目されないだろう ...
続きを見る
Rを当ててそこからダメージを叩き込める分、ファーストストライクでよりゴールド稼げるのでこちらもAP型との相性〇
ビルドルート
タンク型






マルファイトのWとEはARレートもありますので、硬ければ硬いほどダメージが出ます。
基本的にARアイテムを中心に積みたいですが、MRの候補としてはARをも含む変幻自在のジャックショー
か終わりなき絶望
。魔法ダメージ増加に寄与するアビサルマスク
など候補です。
タンクアイテム自体、状況によって左右するようなアイテムは少ないので選択肢がいっぱいです。
とかもアリですし
を混ぜてる人もいるので、完全に好みです。
フルAP型






マリグナンスでRの回転数を早めて、そこからテンポよくストームサージとシャドウフレイムを積みます。
このおかげでちょっとMRを積んだだけでは耐えられずにワンコンで倒せちゃいます。なので4手目はゾーニャの砂時計辺りのディフェンシブなアイテムを採用しても良いと思います。
上記のルートはあくまでも理想のルートなので、ほかにもさらにAPを伸ばすラバドンデスキャップ
やキャッチを防ぐバンシーヴェール
も候補です。
ファイター型






ファイター型と言いましたが、武器+タンクアイテムを混ぜる形になります。
最初に積むコアアイテムである
はトリニティーフォース
との選択ですが、両方積むパターンもあります。
はマリグナンス同様にアルティメットヘイストもありますので回転率が速くなる同様にASが上がるので、Rを使った後はトリニティーフォース
を一時的に上回ります。
はユニークパッシブの追撃が優秀でスキルを挟んだ総合的な火力だったりRを使わない場合はこちらの方が大きいかもしれません。
大きく違うのはRに依存しているかしていないかの差です。ここも好みだと思います。さっきも言いましたが両方積む人もいました。
前へ出て殴り続けるスタンスで流石に防具アイテムは欲しいのでここも何を積むのかは人によると思います。
どのマルファイトがオススメか
これら3つの派閥に分かれたマルファイトたちですが・・・どれが最適なのかという話です。
一般的には困ったらタンクで良いと思います。
文句も言われませんし安定していますし初心者ならなおのことオススメなのですが、一応、他のマルファイトも触れておきます。
ロマンのあるフルAP型は・・・こちらは一部で人気ですね。
ダメージが出せるかはRが決めれるか次第なくせに、レートが高くなるにつれて対策してくる人もいます。
ゾーニャやバンシーで防いだりフラッシュで避けてくる人も多くなり、Rが不発になると一気に影響力がなくなり置物化します。
ただ、これらの中でフルAP型が一番、個人で状況を打破しやすいビルドだと思っています。
視界外からのキャッチで一人を潰して相手の有利な流れを何回も断ち切って試合のテンポを遅らせるなんてことはフルAPでしかできないですし、集団戦で3人ノックアップしての逆転勝ちとかも火力の高いAPビルドの方が可能性はあるのではないでしょうか。
Rの対策ができてない人たちが多いのであれば、こちらの方がキャリーしやすいのかもしれません・・・?
ファイタービルドは火力と耐久面を両立していて、タンクとフルAPの間といった印象。
これが一番強いって言ってる人もいます。タイマン性能がありますのでタンクとフルAPの良い所を取っている感じです。
自分は可もなく不可もなくって感じなので、タンクでダメージ出ないやとかフルAP脆すぎて嫌だみたいな人はこちらを選択してもいいのでは。
スキルオーダー
最初にWを取ります。優先順位はW>E>Qです。
森の周回を早くするためにLv3で再度Wをあげるのがポイントです。
つまり、Lv6までのスキル上げは
「W→E→W→Q→W→R」
になりますね。
ジャングルルート
青バフ→カエル→オオカミ→鳥→赤バフ→ゴーレム
このルートで大丈夫です。
そのほかについて
あとは実際に使っているときに感じたことを羅列していきたいと思います。
シールド中は「特に」防御力がえぐい
WはARが増加します。これはユニークパッシブでジャングルの場合、Wを優先して上げるのでスキルを上げるだけでどんどん硬くなります。
さらにシールドが付与している間は増加ARが200%増加なので、かなり硬くなってます。
つまり、ARレートがあるWとEは硬ければ硬いほどスキルダメージが上がるので、この点も意識したいです。
ガンク前にパッシブによってシールドが再獲得するのであれば、一旦待ってからシールドが付いた状態でR→W→Eした方がダメージが出るというわけですね。
サイラスはバン
これは当たり前にカウンターな上にRのスキルをパクられると集団戦で一気に難しくなるからですね。
よほど嫌いなチャンピオンがいないのであれば、サイラスバンは義務だと思ってます。
自分は毎度ゼドをバンしてましたが、マルファイトをプレイする際はサイラスバンしてました。
偉いですね~
ですが・・・
なんか相手のミッドにゼドが湧いてきて味方のミッドがぼこぼこにやられてマップ全体に圧力かかって負けましたので、この義務banはやめました。
フラッシュのタイマーは重要
マルファイトのRは距離が遠ければ余裕でフラッシュで避けれちゃいます。もう見てから避けれます。
マルファイトの存在理由はRであって、Rを当てれない岩はただの岩です。
なので、敵のフラッシュのクールダウンをある程度把握しておくことが、賢いマルファイト使いかどうかの分岐点になります。
フラッシュは300秒、宇宙の英知
込みだと255秒です。このタイミングを意識しているかどうかが大きな差になります。
※さらに、ゾーニャの砂時計(クールダウン2分)の有無まで管理できると完璧です。
ポーションはいらない。ワードを片方の森へ刺したい
マルファイトの森周回はかなり優秀で赤ポーション
が不要です。
これで50ゴールドの節約になりますし、トリプルトニックを持っていて強欲のエリクサー
が得れるのであればその時点で110ゴールド獲得しています。
あとは、青スタートであれば赤バフの入口へ。赤スタートであれば青バフの入口へワードを置くのもアリです。
序盤のマルファイトは強いわけでもなく、相手のジャングルのチャンピオンによってはカウンターされる可能性があります。
マルファイトはLv6へ早く到達したいチャンピオンなので、ファームを取られたくないです。最初のモンスターを取られるだけで大きなロスをしてしまいますので自陣の森へワードを置くことも考えておきましょう。
もしも入ってきたのが映ったのであれば、相手の森へ行くか自陣の森で味方と一緒に叩くかの2択が生まれますが、これは状況次第でしょう。
さいごに
まだ試行段階の部分は多いものの、適切なルーン選択やビルドが確立されれば、ジャングル運用も十分に選択肢になるのではないでしょうか。
シンプルな性能に反して、ここまで幅広いビルドや役割を持てる点は、面白いと感じました。
扱いやすいチャンピオンは習熟度が上がりやすく、使っておいて損はありません。特に初心者にとっては、試しに使ってみる価値はあると思います。


