つい1か月ほど前に行われたパッチにおいて、配信者モードがアップグレートされたらしいですね。
配信者、高レートプレイヤーに対してスナイプを行って試合を台無しにするケースが増えているということで、前々から実装はされていたらしいが、このパッチ25.20で改善されました。
マッチ中の味方や敵プレイヤーの名前が完全に匿名化されるようになったということで、プレイヤーの識別が難しくなる仕様に変更されています。これにより、配信中でも安全にプレイできる環境がより整備されたと言えるでしょう。
特に人口の少ないサーバーではスナイプが発生しやすい傾向があるため、日本サーバーにとっては非常にありがたいアップデートだと思います。
この配信者モードというのは、UIの右上にある歯車のタブから「クライアント」にある「一般」から一番下へスクロールしたら設定箇所があるので比較的簡単です。
チェック箇所は3つあります。
自分の名前を相手から見えなくするけど、自分は通常通りに相手の名前を表示したりと微調整はできるものの、3つすべてチェック入れとけば敵味方すべて非表示になるのでそっちの方がストレスはないと思います。
そしてもってこの配信者モードはそういったコンテンツクリエイターたちのために実装された?ものの、一般プレイヤーも使えますし、私たちにとっても十分に有用な機能と言える。
実際に自分は使っており、非常に役に立っています。では、この仕様はどういった人たちに役に立つのか・・・というのを自分なりの視点で述べたいと思います。
配信者モードはどういった人たちにオススメか
主観ですが、これはメンタルがあまり強くない人であれば基本的にオススメしたいです。
どういうことかというと、サモナーネームによって自分の試合のパフォーマンスが上下してしまう人です。
そんな人いるわけないだろうと思う人はいるかもしれませんが、自分は完全に当てはまっており、ロード画面では目を逸らしますし、スコアボードとかにもサモナーネームは非表示にしています。
それでも、チラッと見えてしまったり、チャット欄でも味方のみですが名前が見えてしまうので、この配信者モードは無意識の動揺を根本から断ち切ってくれる機能と感じており、以下で具体的な例など挙げていきたいと思います。
サモナーネームで人読みをしてしまう人
うわ~俺の対面に元プロきたわ~。どうしよ・・・。
高レート帯でプレイしている人はたまにあると思います。
それ以外でも
この人、スマーフな名前してそう。嫌な予感する・・・。
相手のbotがペアネームで完全にデュオだ・・・。
これはレート関係なくプレイしていればたまに見る光景でしょう。
こういったときに相手のサモナーネームの情報があっても動じずにいつも通りプレイできるのであれば問題はありません。
ですが、上記のように相手の名前や肩書きひとつで無意識にプレイが乱れてしまう人たちにこそ配信者モードの活用を強くおすすめしたいです。余計な情報を遮断してゲームへ集中できる環境を作るだけでも、意外とパフォーマンスが安定します。
昔、古文の授業で「かたち」というのを習いませんでしたか?菊池寛の「形」です。
強い武将が弱い者に鎧を貸して戦に出たら敵がその鎧を着た者には手を出せずに、本当は強いはずの武将が戦いで負けるみたいな話です。
lolにおいては実際に上手い人は上手いんでしょうけど、それによってチャレンジせずに臆してしまい、勝てた機会を逃したりもします。
逆に自分の方が上手いのにもかかわらず、〇〇KINGとかいうOTPのような名前にビビってしまい、相手に主導権を握られたまま試合を終えてしまうこともあります。
つまり、実力差ではなく名前に負けているんですよね。そういうときこそ「配信者モード」を使って、余計な先入観を断ち切ってプレイに集中するのが一番効果的です。
味方の名前で判断したくない、されたくない人
これは逆に味方が自分の名前で判断して試合を動かされたくない人です。
例えば、長期的に同じレートに滞在していると、この人って前に出会ったあの人だな・・・って場面に出くわすことは多々あると思います。
そのときに
この人は前回、全然良くなかったし今回も多分無理だろうから、違うところでゲームを作ろう
こういう風に思ってしまう人、思われるのが嫌な人は名前を非常時にした方がいいのかもしれません。
敵と味方の構成的にみると、その人のレーンを有利にした方がいいのにもかかわらず、前回の印象でガンクを行くのを止めてしまったり、逆に自分のミッドレーンが勝てばそこを軸にして左右へ展開できるのにもかかwらず、味方からは信用されずにミッドは放置されてしまったり・・・と、無いとは言い切れません。
たまたまその試合ではパフォーマンスを発揮できなかっただけで、レートを維持しているのであれば実力は少なくともあるというのが一般的な考え(自分は日本鯖は運ゲなので例外だと思っているが)なわけで、たった数試合でその人の実力を判断するものではありません。
これに関しては一長一短だと思いますが、サモナーネームで感情に左右されたくない人にはオススメなのではないでしょうか・・・?
名前で判別されてトロールを防ぐ
これが冒頭で説明した通り、配信者やプロプレイヤーが対象である、マッチしたことによって目立ちたがったりアンチ的なプレイヤーの悪質なトロールを防ぐためです。
ですが、それ以外にも名前で判別してトロールしてくる化け物もいます。
どういうことかというと、前回の試合で大喧嘩をしてしまい、そのプレイヤーからフレンドが送られて喧嘩が続行みたいな状況、まれにあります。
そして
お前が味方にきたらトロールしたるわ
これおそろしいことにマジであります。
「自分が不幸になってでも気に入らない奴を不幸にしたい」みたいな現実の社会でも足を引っ張る輩がいますが、ゲームでももちろんいます。
試合中はそこそこそういった場面がありますが、次のゲームでもそんなことされたらたまったもんじゃないです。
そういったトロールを予防するためにも配信者モードというのは、やり得みたいなところはあります。
さいごに
配信者モードは人によっては「余計なノイズを消して本来の実力を出すため」のメンタルを守るツールだと思っています。名前ひとつで心を乱されるくらいなら、いっそ見えなくしてしまえばいいわけです。
試合に集中できる環境を整えて、自分のパフォーマンスを出し切れるのであれば、一度使ってみる価値は大いにあると思いますし、サモナーネームによって味方からトロールされる可能性があるのであれば、結局のところ使い得な機能ではないでしょうか。
