前回にmidマークスマンの記事を書いたことから、自分はゼリをそこそこ練習していました。
このゼリというチャンピオンはもちろんボットレーンでもピックはされ、ある日ツイッターにてEUWとKRチャレンジャーの配信者がスタティックシブではなく初手にストライドブレイカーを積むビルドが挙げられていました。
Shiv<Stridebreaker Zeri -> standard crit (Runaans->IE/Mortal Reminder)
playing onstream today link below 🔽🔽🔽
Stride provides basically the same stats while ur 10x tankier and the active gives you insane mobility
Grasp/Conq/Fleet all viable (explanation also below) pic.twitter.com/Me0rto536g
— Reptile➡️twtv/reptile9lol (@Reptile9LoL) August 30, 2024
主にファイターが積むであろうこのアイテムは以前はカイサでも稀に組み込まれていましたが、今回はゼリに採用しているということですね。
ステータス付与はスタティックシブと似ており、耐久性が増すという強みがあるとのことで自分は試してみましたがなかなか感触が良かったです。
今回は自分が試した感想から強みなどの詳細を書いていきたいと思います。
ストライドブレイカーとスタティックシブの違い
ステータス付与
まずスタティックシブは攻撃力55、攻撃速度45%、移動速度5%を得ることが出来ます。
マークスマンにとって全て必要なステータスでありMSが命であるマークスマンにとって移動速度5%も強力です。
一方、ストライドブレイカーは攻撃力50、攻撃速度30%、体力450を得ることが出来ます。攻撃力、攻撃速度共にスタティックシブには劣りますが、体力が450得れることが最大の違いでしょう。
ゼリは特にインファイト気味に戦うチャンピオンになり、さらにはRによって持続的に戦いたいです。
現にサブルーンを不滅にして超成長が採用されていおり、ゼリにとっては他のマークスマンと違い、体力も欲しいということですね。
ウェーブ処理能力
スタティックシブのメインであるユニークパッシブの電気スパークによりウェーブ処理能力が向上しますので素早いレーンプッシュが可能になります。
ミニオンをキルすれば、発動されるので特段難しいわけもなく、クールダウンはあるものの非常に短いので特に気になりません。
ストライドブレイカーは素材にティアマットがあり、ユニークパッシブのなぎ払いとアクティブ効果で周囲のユニットにダメージを与えることが可能です。
ミニオンのウェーブ処理能力を見てもスタティックシブに負けず劣らずで、ゼリに限って言えばEで敵を貫通しますので、なぎ払いをさらに活かせることが出来ますし、2ndアイテムのルナーンハリケーンを積めば、スタティックシブ以上にウェーブ処理能力が上がります。
この点に関してはどちらのアイテムもゼリにとっては問題はないでしょう。
ゼリのルーンとビルドルート
このビルドのゼリのルーンは2つあります。
一つはお馴染みのフリートフットワークのルーンです。これは正直調べればでてくるのでここでは載せないです。
2つ目が握撃ルーンのゼリです。
こちらはゼリの耐久面を最大まで高めたルーン選択で、序盤のレーニングの安定性はフリートフットワークに劣りますが、中盤以降でさらなる耐久力を確保できます。
メレーチャンピオンが多いと不死者の握撃が発動しやすく、レーニングより集団戦に焦点を充てたルーンになります。
このルーンでHP3000以上を確保でき、さらにバリアを搭載するとかなり硬くなれますね。
ビルドもスタティックシブをストライドブレイカーに変えただけで特に初手以外は変更がありません。がコアアイテム。3つ目からは選択で辺りを状況によって積み分けたいですね。
ゼリのストライドブレイカービルドの強い点
ゼリはEやRの機動力と射程の長さを活かした戦闘が得意です。
まず、上記でも説明しましたが、ゼリはインファイト気味+長時間の戦闘で持続的にダメージを出したいです。
ストライドブレイカーと超成長により、他のマークスマンと比べて高いHPを持つことが可能で、この増加HP450がギリギリの戦いをするゼリにとってかなり救われた場面が多かったです。
実際に使ってみてリプレイを見ていると分かります。
思った以上にヘルスの恩恵を受けています。
さらにストライドブレイカーのアクティブ効果である破壊の衝撃波は周囲の敵にダメージとスロウを与え自分はMS増加効果を得ることで敵との距離を詰める時にも間合いを開けたいときにも使えます。
握撃の耐久に加えてストブレのアクティブ効果で一瞬にして距離空けてカイトできるのめっちゃいい。 pic.twitter.com/fCrukcc2aI
— 夢の如し@skyfishnv (@skyfishnvTTV) September 3, 2024
使ってみるとかなり強力でこのMS増加は巻き込んだ敵の数でMSが上がるんですよね。動画11秒辺りでアクティブ効果を使って、メレーチャンプに詰められても一気に間合いを広げてカイティングができています。
あと個人的にはこの多大なヘルスによって、イモータルシールドボウではなくよりダメージに特化したインフィニティエッジを選択しやすくなっているのも良い点だと思っています。
イモシのシールド量をアイテムやルーンの増加ヘルスによってカバーできているので、この防御的な選択を捨てることが出来ます。
このようにストライドブレイカーを積むことでさまざまな戦局をコントロールすることができ、ビルド面でもゼリのポテンシャルを引き出せる点が強いのかなと思っています。
まとめ
ゼリのストライドブレイカービルドは機動力やより継続的な戦闘が可能になり、集団戦や1対1の場面で、その強みが顕著に表れます。
MS面もユニークパッシブ、アクティブ効果でカバーもできており、単なる俊足のアタッカーに留まらず、敵の動きをコントロールしつつ瞬間的なダメージを与える、非常に厄介な存在となるでしょう。