ゲーム開始時は、特別な理由がない限りドラン系のアイテムを購入するのが一般的です。
いきなりルビークリスタルとポーションとかは買いませんよね。 ハイ、流石に馬鹿にし過ぎました。
つまりドラン系を買うことというのは、周知の事実ってやつです。
では、ゲーム時間が進むにつれてアイテム欄が埋まってしまい売却しないといけない状況以外では、これらのドラン系のアイテムはいつ売るべきなのだろうか。
これについては人それぞれだと思いますが、アイテム欄が埋まってしまってしまったタイミングというのはベストであります。
序盤に買ったアイテムをどう扱うかはちょっと迷いどころでしょう。
なので、今回はそのスタート時に買うドラン系の売るタイミングについて話したいと思います。
そもそもドラン系のアイテムはなぜ買うか
これについては一言で言えばパフォーマンスがいいからですね。
低コストで有効なステータスを得られるというものであり、序盤のレーニングに必要なステータスが基本的に揃っています。
- ドラン剣は体力に攻撃力、HP回復。ミニオンを殴ってcsを取るだけで徐々にHPが回復してレーンの維持に役立ちます
- ドランリングは体力に魔力、マナリジェネ。メイジにとって序盤に必須なマナを支えることができる安定したアイテム。
- ドランシールドは体力とHP回復。序盤のトレードに強くドラン系のアイテムの中では最もレーンの維持力が優れています。
つまり他の素材アイテムと比べて序盤の勝てる時間を最大化しやすく、「攻撃力・耐久力・回復」を一度に得られるため、早期レーン戦で有利になりやすいということになります。
いつぐらいに売るべきか
ドラン系のアイテムはコストパフォーマンス面で優れており、売るべきというより売っても良いというニュアンスの方が近いです。
なので、売っても良いタイミングというのはある程度決まっています。
2コア目以降など序盤に必要なステータスが不要になったときやそれよりも買いたいアイテムがあるとき
ドラン系アイテムは、序盤に不足しがちなステータスを補うための小規模なブーストアイテムです。
メイジチャンピオンの場合、最初にマリグナンスなどのマナ+魔力系アイテムを積み、その後に火力を伸ばすアイテムを購入するのが一般的です。
この段階になると、ドランリングに付いているマナリジェネなどの効果はすでに不要なステータスとなります。それでも少量の体力や魔力が残るため、必ずしも即座に売る必要はありません。
ただし、「ドランリングを売却することで上位アイテムを完成させられる場合」は、ゴールド効率を優先して売る判断が適切だと思います。
こういう考えは理にかなっているでしょう。
あと少しで上位アイテムを購入できるのに、わずかにゴールドが足りず中途半端な素材アイテムしか買えない状況であれば、ドランシールドのように「序盤を乗り越えたあとは役割が薄くなるアイテム」は売ってしまっても良いと個人的には思います。
アイテム欄が埋まってコントロールワードが必要なとき
ドラン系アイテムはステータス的に損がないため、無理に売る必要はありません。
しかし、上位アイテムへの買い替え以外にも、状況によってはドラン系を売ってでも優先すべきアイテムがあります。
それがコントロールワードです。
特に重要なのは、バロンやエルダードラゴン、あるいは4つ目のドラゴンが出現する1分前のタイミング。これらのオブジェクトは、その集団戦1回で試合の勝敗を左右する可能性があります。
そうした場面では、わずかなステータスよりもコントロールワードによる視界管理のほうが圧倒的に重要です。
視界管理を「サポートの仕事」と勘違いしているプレイヤーもいますが、実際にはチーム全員が意識すべき要素です。
コントロールワードは1人につき1個しか設置できないうえ、破壊されるたびにリソースが減っていくため、全員で補い合う必要があります。
たとえ一つのコントロールワードでも、敵の位置を先に把握したり、相手の視界を消すことが出来れば主導権を握れる場面もありますし、逆に一つ欠けるだけで奇襲を許すこともあります。
そのため、重要なオブジェクト前にはドラン系を売ってコントロールワードを確保する判断は、十分に価値のあるプレイだと思います。
さいごに
ドラン系アイテムは、序盤の安定を支える優秀なアイテムです。
マークスマンのビルドルートを見ても、ライフスティール系のアイテムをすぐに積むことは少ないため、ドランブレードは中盤以降まで十分に役立ちます。
このように、必ずしも2コア目以降で「売るべき」ではなく、あくまで「売ってもいいタイミング」が存在するというイメージです。
そして、その“売ってもいいタイミング”はある程度パターン化されていますが、最終的にはプレイヤー自身の判断に委ねられる要素だと思っています。