ソロQではありがちなメタ(環境)から外れたピック。
プロシーンではポケットピックとも言われる。
LOLはメタに合ったチャンピョンを使った方が強いゲームであるが、実際のところこのポケットピックは持っといたほうがいいのかどうか・・・。
結論としては、ランクを上げたいのであれば強いチャンオンを使うべきである。つまり、オフメタピックは必要がない。
ただ、完全に要らないというわけではない。自分はそのようなメタ外のピックはいくつか持っていますし人によっては作っておいた方がいいかもしれません。
今回はそのポケットピックについて自分なりにまとめてみたいと思います。
ポケットピックとは
冒頭で説明しましたが、ポケットピックというのはそのプレイヤーが持っている普段は見せないけど、ここぞというときに取り出すジョーカー的なピックです。
ジョーカーと言われればカッコイイ雰囲気ありますが、実際は味方からしたらトロールではないかと怪訝な目で見られ、失敗でもすれば周りから叩かれる可能性のあるピックでもあります。
ただポケットピック=常軌を逸したピックとかではなく、意外性のあるチャンピオンというのも定義されているので人によって解釈はさまざまです。
普段はメイジを使うミッドプレイヤーが、突然Zedをピックしてソロキルを取る。
→ 「このZed、ポケットピックかよ!」
トップレーンで、ほとんど見ないTeemoやSingedを得意としている。
→ 「彼のポケットピックはTeemoなんだ」
このように、「意外だけど強い」「その人にしか使いこなせない」というのもポケットピックの定義に入るらしいです。
いやまぁ確かにそうなんでしょうけど、自分はミッドアイバーン、ミッドヌヌみたいな奇抜なものをイメージしていました。
ポケットピックを使う機会

実際にポケットピックを作ったからといって、なんでもかんでも使えばいいというものではないです。
基本的にはメタにあった強いチャンピオンを使えば勝ちやすいゲームなんですから、わざわざオフメタ外のチャンピオンを率先してピックをするというのは自爆行為に近いです。
何かしら目的と言うものがあってのポケットピックであると自分は思っていますので、その基準というものを挙げていきたいと思います。
自分の苦手な対面を封じるたり、倒すため
例えばミッドにヤスオやイレリアが来たとしましょう。メイジしか使えないプレイヤーだとかなりキツい対面だと思います。
レーン戦で苦手なマッチアップを強いられ、ソロキルされるとそこから一気に不利を被ることになりますし、下手をしたら他のレーンへロームされて試合が壊れる可能性があります。
そういった自分のせいでゲームが崩れるというものを防ぐためにレーン戦の段階から苦手対面に有利なポケットピックを用意しておくのです。
上記のヤスオイレリア対面の例であれば、ミッドにタンクビルドのマルファイトを置くとかですね。よりキルを狙いたいのであればセトとかも有効的です。
こういった序盤のリスクを抑えて次の展開を待って試合の流れを確保するためというのも理由の一つだと思います。
特定の条件下で一気に勝てる可能性があがる
単純な勝つピックではなく、状況依存で爆発力を持つピックもあると思います。
こちらの構成がハイパーレイトキャリーであれば、多大なファーム時間を作る土台のようなピックで時間を稼ぐことができます。
サポート系が多い印象で回復やシールド持ち、ピールに特化したチャンピオンで相手のキルの機会を防いで試合のスノーボールを防ぎつつゲーム終盤まで迎える目的ですね。
ほかにも相手の構成のCCが薄目でレナータに頼っている状況であれば、メルをピックしてWで跳ね返す仕事で集団戦は一気にこちら側が有利に働くのではないでしょうか。
こういった目的はあんまりナイかもです。
尖った構成の穴埋め
どこかで語ったような気がしますが、チーム構成が極端な場合、そのバランスを補うためにポケットピックを用意するのも有効です。
トップレーンにもレンジチャンピオンがいて、こちらの構成が火力に特化している場合、どこかに前衛を張るようなチャンピオンが必要だったりします。
そのようなとき、ミッドでタンク系チャンピオンをピックできると構成が整いますし、全レーンがADダメージに偏っている場合には、マークスマンの代わりにAPCを採用するのも良い選択でしょう。
ポケットピックの作り方
では、実際にどういったチャンピオンをポケットピックとして採用するのかというわけですが、これは主に2択です。
1つ目は自分のサブレーンにあるチャンピオンから選ぶこと。
例えば、ミッドとジャングルでプレイしているプレイヤーであれば、ヴィエゴやモルガナ、グラガス辺りはどちらのロールでもピックすることができます。
ジャングルでモルガナをプレイしているのであれば、自分の構成に敵をキャッチの役割が必要で相手のCCが濃い場合はモルガナのピックが有効になるのでミッドレーンでも使ってみるというのも手です。
トップレーンメインでサブレーンがマークスマンであれば、味方の構成次第では、自分がトップでレンジドチャンピオンを使って対面のメレーチャンピオンをイジメてそこから有利を作ることもできるでしょう。
2つ目が苦手なチャンピオンにどうしても対抗したく、それのハードカウンターピックです。
例を挙げると「自分の苦手な対面を封じるたり、倒すため」が当てはまっていますね。
ヤスオが苦手であれば、無理やりマルファイトを練習してそれをミッドで活用することです。
ミッドレーンでピックするには、あまりにもオフメタ感がありますが、それで対面を腐らすことができて試合に勝てるのであればやってみる価値はあるでしょう。
自分はアカリが苦手でミッドシェンとかもピックしてみたく練習中ですが、まさにこれが2つ目の例です。
ただし、これに関してはあまりにもレーン適正外のピックであれば自分のせいで味方の構成が歪んでしまうので注意が必要です。
実際にやってみた自分の例
実際にオフメタピックなるものを使っている自分ですが、実際にどういったピックをしていたのかを簡単に羅列してまとめてみました。
数が多くキリがないので、自分が印象に残っているものを挙げたいと思います。
マークスマンのブラウム:味方のサポートにセナがおり、ボットでマークスマン+マークスマンは弱いと判断して無理やり断食セナを構築させたピック。
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ミッドのルル:味方にタンクサポでトップにもマークスマンがピックされたのでミッドでエンチャンター運用。ミッドカルマの方が圧倒的に安定してるけど使ったことないし、スキルセット自体はルルの方が優秀なので使ってみた。
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ミッドのイレリア:味方にAPが多いときにイグナイト持って序盤の弱いメイジたちをシバいてしました。トップレーンはやっておらず、完全にミッド運用。一時期、練習していたのに辞めてしまいもったいないと実感。
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ミッドのマルファイト:アサシン対面に使ってたけど、ガリオに出会ってから使わなくなりました。
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ミッドのアイバーン:正直めっちゃおもろいしちゃんと使えたら強い。対面をかなり選ぶし、味方の理解も必要(トロールと間違えられるため)
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ミッドのグウェン:トップレーンはやっておらず、完全にミッド運用。可愛いから使ってたけど、対面を選ぶので難しい。ただ育った時のキャリー力は異常なので再チャレンジはアリ。
さいごに

費用対効果を考えるのであれば、ポケットピックを練習するのではなく、現段階でOPと言われているチャンピオンを触った方がいいのは明確です。
ただ違ったチャンピオンを使うことで新しい発見があったり、他のレーンに行った際に流用できるといった点もあることからメリットがないというわけではないです。
特に一部のチャンピオンに対して絶対的なカウンターを取りたいというのであれば、オフメタチャンピオンに頼るのも一つの手だと思っています。そういった切り札というのを仕込んでおくのも悪くはないでしょう。