環境によってあれが強いこれが強いと話題になるものですが、今現在はジャングルではキヤナが注目されていますよね。
今日のプロシーン(worlds 2025)でもやはり活躍しており、スキルセットを見てもこれほど序盤から中盤、そして集団戦を支配できるジャングルは、ほかに見ません。
次のパッチでナーフが入りますが、キヤナジャングルは確かに強力です。ただそれでも頻繁には見かけませんでした。
その理由のひとつは難易度の高さです。難しい割に絶対的に強いわけではないため、使用者は少なく、バフで強化されても目立った台頭には至りにくいというわけだ。
ジャングルというロールはただでさえ難しいのに、チャンピオンの操作も複雑となると・・・他の簡単で強いチャンピオンで良くね?って思うのも分からなくもないですよね。
事実、ナーフに続くナーフでジャングルを追い出されれば、今まで練習してきた時間も無駄になるわけですから。であれば、わざわざ難しいチャンピオンを使うよりかは簡単でそこそこ強いチャンピオンを使う方が理にはかなっています。カミールJG RIP
そして、以前はAPジャングルとしてザイラがかなり強いと話題にはなっていましたが、今もナーフが入ることなく環境に適しているジャングルです。
個人的にはAPチャンピオンの中ではかなりtierが高く、最強だと思っています。最強とはかなり大げさな表現ですが、それにはちゃんと理由付けがあるんですよね。
なので今回はそのザイラジャングルのガイドを書ければと思っています。
最強とは言いましたが・・・
今現在の自分のメインはミッドレーン。サブレーンはジャングルです。
ちょっと前まではサブレーンにボットを混ぜていました。というのもサブレーンは明確に決めれずにいてそのときの気分で決めていました。
ただ今年からはミッド・ジャングルで回すことを決めたのですが、勝率は50%を割っていました。まぁそこまでプレイしていないので理解度が低かったのでしょうね。
しかし数カ月前にザイラジャングルに出会ってそこから成績がマシになりました。
「マスターまでに行く過程でジャングルほぼ未経験の自分がザイラジャングルを触って勝率50%越えてスタッツも良い」
これが最強と思った理由です。ジャングルの経験が浅い人でもダイヤ帯でプレイできるのかっていう話です。
それが理由?って思う人もいますが、最強という定義は人それぞれです。
自分が最強だと思ってなおかつそれで結果を出せていたら最強で良いと思います。
ルーン
序盤のガンクする際のダメージを最大限伸ばすための覇道-栄華のルーンです。
最近のサブルーンの選択の流行りとしてレジェンド:ヘイスト、切り崩し
を採用するメイジが増えています。
天啓は補助寄りのルーンで迷ったら選択してもいい安定したルーンですが、栄華の方が火力に関わるルーンで即効性が高いからですね。
これに関してはいずれ別の機会にでも話せたらなと思っています。
ビルドルート
迷ったら上記のビルドでも大丈夫でしょう。
候補としては
- 相手のエンゲージスキルを回避したいがためのバンシーヴェール
- 重傷アイテムのモレロノミコン
- 植物にスローが載るリーライクリスタルセプター
- 立ち位置も後ろ気味でデスしづらい割にアシストも貰いやすく、スタックを貯めて火力を上げれるメジャイ
ここらへんが挙がるのではないかと思います。
自分の使っているザイラビルド
海外のredditでクリセプは罠ビルドと言われているのを見たことあります。
確かにこの2つを積んでも魔力は125で火力不足が目立ちます。
実際に試合終了後のリザルト画面では全体的にダメージが出ておらず、やはり2手目に火力を伸ばすシャドウフレイムを積む人が多いみたいです。
ただ自分は火力よりもゾーンコントロールを意識した使い方をしたいので2手目はクリセプを選んでいますが、ここは好みだとは思っています。
ジャングルのルート
基本的な赤スタートで大丈夫です。最速で回る動画が最後辺りに紹介していますのでそちらを参考に。
パッシブの苗は30秒ほどで枯れてしまうので1分すぎたタイミングでブッシュから出れば基本的に問題はないと思います。
ザイラジャングルの強い点
ファームが早い
ザイラは植物(苗)によるAoE(範囲攻撃)処理能力が高く、序盤から 1周目のクリア速度がかなり早いです。
レーン戦ではcsが取れずとも経験値は獲得できますが、ジャングルは中立モンスターを狩ることでゴールドと経験値を獲得できますので、周回速度が遅いと対面との差がどんどん広がります。
そして所説はありますが、レーンへのガンクというのは基本的にファームが終わってやることがなくなったときに行くのが理想です。
モンスターを狩りきってガンクへ行って、成功すればチームを有利にすることができますし、もし何も起きなかったとしても、その間に次の湧きに合わせて再び効率的に動ける・・・この「テンポの良さ」こそがジャングラーの実力を大きく分ける部分です。
つまり、ジャングルの周回速度というのは、単なる効率の問題ではなく、ガンクやオブジェクト、視界管理といったあらゆる行動の“起点”になる重要な指標です。
ザイラのように早く回れるチャンピオンは、結果として選択肢の幅が広く、常に先手を取りやすいという大きな利点を持っています。
ゾーンコントロールに長けている
これは動画を見てもらった方が早いと思います。
シーン1
まず動画28秒のようにブッシュに潜んでいたタリヤなどを確認しつつ追い出しますことができます。
その直後にサイドブッシュに入ってきたイラオイに対してもジンクスとザイラの植物で追い出せます。植物を壊そうとするとジンクスに殴られるので逃げざるを得ません。
この後もマオカイを牽制しつつ、動画55秒のシーンで植物のスローによってジンクスのWからのゼラスのR
でタリヤとなぜかマオカイも一方的に倒すことができ、この後にバロンを始めます。
バロンの際もザイラの植物が時間を稼ぎつつ、グウェンやイラオイも侵入に苦労をして最終的にこちらがそのまま有利を取ったわけですが・・・。
動画28秒辺り
動画45秒辺り
どちらもメレーチャンピオンは処理しづらいので離れざるを得ません。
この画像でいうスモルダーからの位置ならまだしもマップ右側の赤矢印の方向からだと、3つザイラの植物のダメージとスローを受けつつ向かわないといけないので面倒です。
フルヘルスだったグウェンがバロンへ到達し、ジンクスへ攻撃しようとする頃には体力は7割くらいでなおかつ生命線であるWを使い切ってしまい何もできずに倒されてしまってます。
これは味方の位置取りも上手かったですが、植物を使って取りたいエリアを確保し、相手を追い出しつつ、同時にリソースを削ることができるのです。
シーン2
エルダーが取られてしまった後ですが、20秒以降のアンベッサがRでジグスをキャッチしに行くシーンです。
Rの分断と近辺にある植物
が邪魔でレオナのR
にいに当たってもダイブされずに済んでいます。
最初に相手がタワー下へ来る前にパッシブで周囲に苗を蒔いているおかげで、植物の数が多く、この後も黒丸にある植物も残しているので次の集団戦にも咲かせることができます。
集団戦はエリアを取るときは前目ですが、基本的にマークスマンの近くでピール気味に立ち回ります。
その他のtipsを簡単に
シーン2にも書いてあるように、何か大きな集団戦が始まるのであれば、事前に居座ることで大量の苗を蒔くことが出来ます。
こちらへ向かってくるときに植物を咲かすだけで体力有利を作れますし、シーン1のタリヤみたいにスローによるキャッチやポークも狙えますので、余裕があればパッシブを回したいです。
序盤のジャングルの回り方ですが、中立モンスターの体力を見て残りは植物に処理を任せるのが早く回るコツです。
このあたりはもう多くの人が分かっていることですし、初心者でも動画を見れば理解できる部分なので、ここでは詳しく触れません。
後はドラゴンを狩るときですね。
ドラゴン近くに植物を置いてしまうとターゲットが植物優先になってしまい焼けてしまいます。
遠くに植物を咲かせることで維持したまま一緒にドラゴンを殴ることができるので処理速度に影響します。
黒丸の植物はヘイトが向かってしまいますが、四角で囲った植物はヘイトが向きません。
さいごに
ザイラジャングルは、現在でもティア上位に位置していると考えられます。
スキルセットが単純なので、ガンクも「Eを当てられるかどうか」という簡単な判断基準で動けます。
また、単に火力で押し切るだけでなく、植物を活かして戦場を設計するような立ち回りも可能で、プレイヤーによってビルド、運用のスタイルが大きく分かれる点も魅力です。
シンプルに強いので触ってみる価値はあると思います。