LoLをプレイしていると、相手チームに「後半になればなるほど爆発的に強くなるチャンピオン」がいる場面に必ず出会います。いわゆる“レイトゲームキャリー”です。
代表的なのは、ヴェインやベイガー、ケイルなど。序盤は弱いけれど、試合時間が伸びるほど手がつけられなくなるタイプです。
チャンピオンにはパワースパイクというものがあって序盤に強かったり終盤に強いチャンピオンがいます。ただ普段からそういったことを意識せず立ち回っていると、後半にレイトゲームキャリーが本領を発揮したときに対応が遅れ、試合を有利に進められなくなることがあります。
相手にレイトキャリーがいるけど、どう動けばいいんだろう?
こうした悩みは誰でも一度は経験するはずです。
自分もそこまで完璧に立ち回れるわけではないですが、いくつか意識していることがあります。そこで今回は、相手にレイトキャリーがいるときに意識すべき行動や立ち回り方について整理していきます。
レイトゲームキャリーがいた際はどうすればいいか
どのゲームにも長所と短所があり、バランスが設計されています。もし序盤に強いチャンピオンが終盤まで強ければ、ゲームとして成立しません。
そこでまず意識すべきは、レイトゲームキャリーは後半強力な反面、序盤は弱いという点です。
つまり、序盤から中盤にかけてどのように動くかが勝敗を大きく左右します。
では次に、具体的にどのような立ち回りが有効なのかを順を追って説明していきます。
オブジェクトを積極的に狙う
一つ目は、オブジェクトを狙うことです。単純に言えば、リソース差と時間差をつけるためですね。タワーを折ればゴールドが入り、ドラゴンやヘラルドを倒せばバフや経験値を得られます。こうして差を作ることで、相手チームより先にパワースパイクを迎えやすくなります。
個人的に特に重要だと思うのはドラゴンです。ドラゴンは試合開始から5分で出現し、再出現も5分後です。
例えば試合8分で1つ目のドラゴンを取ったとします。次のドラゴンは13分に出現し、さらに最速で取れば次は18分に出ます。
ドラゴンを4つ取るとドラゴンソウルが手に入り、このバフは非常に強力なのは分かるはず。相手からすれば取らせたくないので、集団戦が発生しやすくなります。
もし3つ目のドラゴンを20分以内に取れれば、4つのドラゴンは試合時間25分で、レイトゲームキャリーであってもまだ十分に育っていない段階です。このタイミングでの集団戦に勝ち、ドラゴンソウルを取得できれば、相手が完全に育つ前に試合を決めやすくなるでしょう。
このように、相手にオブジェクトのプレッシャーを与えるという意味でも、ドラゴンは積極的に狙う価値があると思っています。
マップコントロール・視界の確保で育成を阻害する
2つ目は、相手の育成時間を遅らせることです。具体的な方法の一つとしては、視界管理が挙げられます。
タワーを折ると、相手からすれば安全にファームできる場所が減り、アイテムやレベルの成長が遅れます。
さらに、相手の視界を奪い、こちらがワードで視界を確保しておけば、キャリーをキャッチして倒せる可能性があります。その間、相手は安全にファームできないため、成長速度を大幅に遅らせることができます。
自分たちが動ける範囲が減れば、本来食べることができたミニオン(リソース)の機会損失にも繋がるので、結果として序盤〜中盤におけるチーム全体の有利をさらに広げることができます。
相手キャリーの成長が遅れると、後半での戦闘力が下がり、こちらが集団戦やオブジェクト争いで主導権を握りやすくなるはずです。
自分たちのチームにもレイトキャリーを入れる
ここまで挙げた2つは個人的な動きに限界があって、味方の協力が多少は必要な場面もあるでしょう。
3つ目は自分でもできることで相手のチームにレイトキャリーがいるなら自分のチームにもレイトキャリーを入れて戦えるようにしようということですね。
理想としては対面も同じレイトキャリーでなおかつこちらの方が集団戦において強力なのが望ましいです。
例えばミッドレーンでいえば、ベイガー対面であれば射程差やAOE火力では上のオレリオンソルをピックする。トップで対面にチョガスが出てきたらレーン戦の有利とスタックの溜めやすさからスモルダーをピックする(これは構成が歪みますしガンク等で負けてしまえば一気にヘイトが向くの勧めにくいですが・・・)といった具合です。
分かりやすい例を出しただけで要は後半戦の影響力を相殺できるようにしようねって感じですね。
ただ相手と味方にレイトキャリーがいるの試合は、操作や位置取りで差が出やすいため、プレイヤースキルも結果に大きく影響する点には注意が必要です。
さいごに
レイトゲームキャリー相手に勝つには、序盤〜中盤でどれだけ優位を作れるかが鍵です。
オブジェクトを狙い、視界を管理し、チーム構成も意識することで、後半戦での不利を最小限に抑えられます。
ほかにもレーンの段階でダメージトレード云々でプレッシャーをかける等の細かいことを意識すればキリがないので今回はここまでで。