レーン戦において、序盤の相手のポークスキルがつらいときはありませんか。
相手から一方的にスキルを当てられこちらの体力がどんどん減っていて前へ出れずにミニオンを取ることが出来ない・・・。
そうした状況では相手のスキルの方が射程が長く、当てやすいなど、こちらが何らかの面で不利な要素を抱えていることが多いです。
そしてどんどんcs差というファーム差が広がってそれがビルドに影響してしまうことを経験している人はおそらくいると思う。
そういった状況を特にミッドレーンで注目したのは1vs1で対策がしづらいからですね。自分がミッドメインっていうのもありますが・・・。
例えば、ボットレーンでは相方のサポートがエンチャンターであれば、ある程度対策はダメージを軽減したり回復できます。ほかにもサモナースペルや栄華のメインルーン、ドランブレードの回復もある。
トップレーンはそもそもポーク系のチャンピオンはそこまでいないし、ドランシールド息継ぎはまだ健在だと思っています。ある程度ビルドが整えば立場が逆転する印象です。
ミッドレーンではテレポートを持てるものの、スタートアイテムは体力ではなくマナ回復メインのドランリング。身体もそこまで硬くなく、1vs1なので自分で解決しなければなりません。
自分はアーリ vs ゼラス,ビクターのようなマッチアップで苦戦したことがありました。
E
はミッドのレーン戦で腹が立つスキル3本指に入るスキルです。
これは避けれるわけないゴ〇スキル。。。(避け方教えてくれ)
ゼラスもW
が当たればスロー付与によってQ
も当たるハッピーセットのハラスでどちらのゼラスもビクターも射程距離は長いし当てやすい部類です。
そういうこともあってか海外の高レート帯の動画を見漁って、自分なりにその解を導いた結果、ある程度は戦えるようになりました(多分)
まだ対面数が少なく分かりませんが、それでも今回はポークスキルが痛い対面の対策とレーン戦の最低限意識したいことを書いていきたいと思います。
不利を背負う流れ
そういったポークやハラスの痛い対面に対して良くない流れを簡単に説明します
- レーニングの段階で相手がスキルを当てる
- こちら側は体力を削られる
- やり返したいが相手の方がスキルの性能が有利なのでcsを取りながら隙をうかがう
- 相手がさらにハラスを続ける
- 前へ出れなくなり、csが食べれない
- 上記の流れでどんどんcs差が広がり、それがビルド差になる
- そのビルド差でどんどんcsが(略)
こういった経験ないでしょうか?自分はあります・・・。
この流れを断ち切るためには、
3の「やり返したいが相手の方がスキルの性能が有利なのでcsを取りながら隙をうかがう」
が重要です。
ダメージを受けたのにもかかわらずこちらがダメージトレードをしてこないのであれば、相手はノーリスクで一方的にハラスを続けられるため、こちらはただのサンドバッグになってしまいます。
ですが、そのダメージトレードをしないのではなく「できない」というのが問題で自分のスキルの射程が短かったり、射程があっても当てづらいスキル(弾速が遅い、当たり判定が狭い等)であれば、相手は避けやすいでしょう。
ビクターのEなんてものは避けようと思って避けれるスキルではないですが、TFのQだったりオリアナのQも当たらないように立ち回りやすいはずです。
こういったスキルの性能面で向こうが有利だとレーニングがやりづらいわけです。
1cs=約20ゴールドで1キルが300Gだと15cs差で1キル分のゴールド差が生まれます。アサシンはキルでも差を広げることができますが、こういったポークやハラスが優秀なチャンピオンはCS差で有利を広げます。
なので
2.こちら側は体力を削られる
3.やり返したいが相手の方がスキルの性能が有利なのでcsを取りながら隙をうかがう
この部分をいかにケアできるのかが重要だと思っています。
ポークスキルに対しての対策
まず前提として「テレポート」は持っていきましょう。
基本的に対面もテレポートを持っているので調子に乗ってキルできると思ってイグナイトを持ったり、ほかのスペルを持ったりするとスキル性能差以外にもサモナースペル差で不利を被って、よほど上手く立ち回らない限り負けてしまいます。
それくらいは分かりますよね。自分はイグナイト信者でしたが痛い目を見たのでちゃんとテレポートは持っていくようにしました。
メインやサブルーンでサステイン系の選択
ヒール系のスキルやシールド持ちのチャンピオン以外にもルーンでもサステイン手段を得ることができます。
具体的に言うと
- 不滅からは息継ぎと超成長
- 覇道からは血の味わい
- 栄華からはフリートフットワーク
- 天啓からはビスケットデリバリー
などが挙げられます。
超成長は最大体力が増えることから、実質的に耐久が伸びてるようなもので、「削るべきHPが増える=延命してる」という意味で“サステイン寄り”の効果と認識しています。
いずれにせよ、不滅を選択するのであれば、息継ぎと超成長は基本的にセットでいいでしょう。
また、前回のパッチで一部サステイン系ルーンは弱体化されていますが、それでもレーン維持において価値が高いため、その理由だけで敬遠すべきではありません。
覇道を選択する場合、サドンインパクトを使っているなら、血の味わいを検討するのも選択肢となります。
このように状況に応じて攻撃的なルーンから防御的なルーンへ変更するのも大事だと思います。
目指すアイテムをカタリスト→→ロッドオブエイジス(Roa)へ
こちらもルーン同様にポークやハラスが痛いのであれば考えるべき要素です。
普段のメイジであれば、ルーデンコンパニオン
やマリグナンス
を選びがちですが、こういった状況ではロッドオブエイジス
を視野に入れる価値があります。
カタリストは非常に優秀な素材アイテムです。
体力が増える以外にも久遠の効果でスキルを回すだけで体力が回復する点が大きな強みで、今の環境も体力を積むのが正義ということもありますし、毛嫌いすることはないと思います。
靴を早めに完成させて、スキルを避けやすくする
序盤の 300Gのブーツ から派生し、MS(移動速度)+45 を確保して相手のスキルを避けるという考え方もあります。
ただし、メインアイテムの完成が遅れる点が欠点です。
さらに、MSを上げてもスキル回避に失敗した場合のリスクが大きいため、この運用は操作に自信がある人向けと言えるでしょう。
自分は下手過ぎて断念しましたが、一般的に知られた有力な選択肢なので挙げておきました。
どういった状況でイーブンが確定するか
相手のスキルが自分より強力な場合、そのスキルを自分に向けさせない状況を作ることが重要です。
基本はミニオンを素早くプッシュし、相手にウェーブ処理へスキルを使わせること。
こうすることで、こちらへのハラスに割かれるリソースを減らせます。
また、ガンク成功やソロキルなどで主導権を握った場合は、相手にプレッシャーをかけてCS取得に集中せざるを得ない状況を作れるといいです。
ここまでできれば、対面性能で劣っていてもレーン戦をイーブンと確定してよいと言えます。
続いて、具体的な実践例を紹介します。
実践例
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ルーンは覇道-不滅で「血の味わい+息継ぎ+超成長」を採用。ビルドは初手ロッドオブエイジス
ルートです。
この動画において意識することや内容を雑に箇条書きします。
- 1:00のように理想はプッシュしたスキルで対面にも当てる
- レーンはプッシュしつつ自分はミニオンより遠い立ち位置に。
- ミニオン処理にW
も使う。 - ファーストリコール時点で9cs差が勝っています。
- 5:35秒や6:28秒のようにゼラスのスキルをミニオンに使ってくれるのが理想。
- プッシュした後は他のレーンへロームを狙うことで対面もさっさとプッシュしなきゃとスキルをミニオン処理に使ってくれます。
このロームを狙うというのが「対面との差」を作る要素になります。プッシュしてミニオンを押し付けつつ、マップを常に見て味方の位置を把握します。
そして最後にドラゴンエリアにいるJ4を敵のニダリーがキャッチしようとアクションを起こしたときに自分は瞬時に寄って小集団戦を制しました。スキルめっちゃ外してるのは許してください。。。
さいごに
こういったポークやハラスが強力なチャンピオンは耐えながらレーニングがし辛いです。
相手のアクションに対してこちらも何かやり返さないと差は開き続けますので、「相手にスキルをこちらに撃たせない状況をいかに作るか」が大事です。
基本的にルーンやビルドで対策するのが簡単ですが、あくまでも主導権を握るための時間稼ぎにしかすぎません。
ただ対面によっては、火力を少し落としてでも体力を積むという選択肢は人によっては必要になるときがあると思います。




